
茶
日々是好日。
— 雲門文偃
茶は、心を養うためのひとつの道です。座り、湯を注ぎ、味わい、その一瞬だけに宿るものを大切にすること。
ここでは、澄んだ確かな産地から届く茶を、清らかさ、奥行き、そして個性を手がかりに選んでいます。
味わい、学び、分かち合うことを通して、茶はただ飲むものではなくなります。
それは、気づくための時間となり、理解するための入口となり、そして時に、自分自身をより静かに見つめるための道となります。
茶のセレクション
雲南より

雪山小葉 生プーアル茶
雲南の古茶樹から作られる、小葉種の生プーアル茶。Eurofinsによる独立検査済みです。蘭と金木犀を思わせる香りがふわりと広がり、なめらかな口当たりと花の余韻が長く残ります。
€98より、税込・送料別。

昔帰 森の白茶
昔帰の古茶樹林で育つ茶樹の早春芽から仕立てた希少な白茶。Eurofinsによる独立検査済みです。花蜜を思わせる甘さに、柑橘の澄んだ香りが重なり、なめらかで長い余韻へと続きます。
€189より、税込・送料別。

早春摘み 滇緑茶
雲南の早春摘み滇緑茶。Eurofinsによる独立検査済みです。清らかな花香、やわらかな栗のような香ばしさ、澄んだ甘みがすっきりと長く続きます。
€55より、税込・送料別。

希少茶のご案内
熟成した厚みのある熟プーアル、甘く生き生きとした氷島生プーアル、バラの香りを帯びた高山滇紅茶など、希少茶は個別のお問い合わせにてご案内します。
茶へのまなざし
茶は、味わいだけのものではありません。世界を感じ取るための、ひとつの入口でもあります。
一杯の茶は、ひとつの要素だけで成り立つものではありません。味わいだけでも、香りだけでもなく、水色、音、質感、そしてそのまわりに静かに満ちる気配までを含んでいます。
大切なのは、その茶について何が語られているかではなく、口に含んだとき、実際に何が感じられるかということ。
清らかな産地と確かな来歴は、すべての始まりです。それがなければ、どれほど香り高い茶であっても、手元に残す理由にはなりません。
その先に、ただひとつの「最高」はありません。あるのは、そのときの自分に静かに響く茶だけです。
苦みは、甘みへと続くことがあります。渋みは、澄んだ明るさを開くことがあります。酸は、軽やかさと輪郭をもたらすことがあります。
茶を飲むとは、心をひらいたままでいること。試し、気づき、耳を澄ませ、自分の好みが移ろっていくことを静かに受け入れること。
そうして茶は、ものごとをより澄んで見るための道になります。杯の中だけでなく、自分自身をも。
心を澄ませて淹れる
茶を淹れる時間をめぐる、静かな映像の瞑想。水の動き、器に宿る温もり、立ちのぼる香り、少しずつ深まる水色、そして最初のひと口がゆっくりとほどけていく瞬間。
作法を示すためのものではありません。立ち止まり、見つめ、感じながら、一杯の茶に心を添えるための小さな招きです。
全葉で、何煎も
中国の全葉茶は、何度も淹れて味わうためのお茶です。同じ茶葉からより多くの一杯が生まれ、個包装を少なくしながら、よりゆっくりと、より丁寧に飲む時間をもたらします。
一度きりのティーバッグとは異なり、少量の茶葉は一杯で終わりません。湯が何度も同じ葉に触れるたび、茶葉は少しずつほどけていきます。煎を重ねるごとに、香りは立ちのぼり、やわらぎ、味わいは深まり、あるいは澄み、口あたりは移ろい、その茶の表情が少しずつ変わっていきます。
一煎ごとに、異なる趣があります。そのすべてが重なって、ひとつの完整な体験になります。
産地
その土地から、一杯へ
雲南の南西部、遠く深い山々のあいだ。北回帰線が古い森を横切るその地で、古茶樹は何世紀ものあいだ、静かに時を重ねてきました。鉱物を含む土に深く根を下ろし、霧に包まれ、移ろう光を受けながら育つ茶葉には、季節と土地の記憶が宿っています。
この茶は、現代的な演出や過度な加工によって形づくられたものではありません。声高に語られるためのものではなく、そのまま味わうことで感じられるものです。風景の気配、季節の輪郭、山そのものとの静かな対話。古い茶樹は多くありません。そこから得られる茶もまた限られています。ゆっくりと向き合い、必要以上に取らないこと。それもまた、この木々を未来へ残すための大切な姿勢です。
ここでご紹介する茶の多くは、こうした地域から届きます。産地、栽培、製茶の過程を確かめながら、ひとつひとつ選んでいます。すべての茶はEurofinsによる残留物検査を受け、輸出基準を満たしています。茶園では農薬を用いず、大規模な工業的手法を避け、人の手による管理と摘採を大切にしています。一部の茶では、伝統的な石臼を用いた製法も受け継がれています。
茶葉は砕かれず、形を保ったまま残ります。湯の中でゆっくりとほどけるとき、葉の骨格、芽の姿、ひとつひとつの輪郭が見えてきます。茶の個性は、味わうだけでなく、目で確かめることもできるのです。
清らかな茶であること。それが、ここで扱うすべての茶の土台です。化学的な残留物を含まず、余計な介入を受けず、産地の気配を損なわないこと。そのうえで大切にしているのは、茶が育つ土地、そしてそれをつくる人々との直接的なつながりです。杯に届くものが、始まりの場所に対して誠実であるように。

茶を味わいたい方へ。茶を学びたい方へ。あるいは、ただ茶と静かに過ごしたい方へ。
私たちの茶は、清らかな産地、個性、そして澄んだ味わいを大切に選んでいます。ご自身のためにも、大切な方への贈りものにも。どうぞゆっくりとコレクションをご覧ください。お選びの際には、いつでもご相談いただけます。
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